理想の間取りの作り方

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思い通りの間取りを実現するためのミニ知識

3-05.北側のひかりを活用

住宅や土地を取得するとき、「南向き」にこだわる人は多いようです。
間取りのプランニングでも、日当たりのよい南側に配置したい部屋はたくさんあって迷うほどかもしれません。
また朝の日射しが気持いい東側も、さまざまな部屋を配置するには適した向きです。
反対に西向きの部屋は、西日対策で悩むこともあります。
そこで忘れがちなのが「北向き」の部屋ですが、この方角の部屋には意外な効用もあるのです。

「暗夜行路」などの小説で知られる白樺派の作家・志賀直哉は自宅の間取りを設計したとき、自分自身の書斎を北側に配置しました。
1日の大半を書斎で過ごすといわれる作家自身が、暗くて寒い、日当たりが悪いと考えられがちな北側の部屋を選んだ理由は何なのでしょうか。
実は北側からの太陽光は、利用の仕方によっては落ち着いて安定した雰囲気の部屋作りに向いているのです。

東側には朝のまぶしい陽光が入る健康的な雰囲気が、南側には明るく暖かいイメージが、西側には強すぎる西日の印象があり、夏場の暑さ対策や強すぎる日光対策も必要です。
その意味でいうと、北側の部屋は寒さ対策さえしっかりとしてあれば、気持ちを落ち着けて仕事や勉強をするには適しているといえます。
北側イコール浴室やトイレと決めず、新しい発想で間取りのプランニングをしてみてはいかがでしょうか。

→”3-06.コンビニの秘密を間取りに活かす”を読む