1-05.間取りつくりー動線
住宅のなかで人が動く軌道を「動線」といいます。
人がどう動き、どのように行動するかは間取りを考えるうえで重要な要素です。
動線を考えることなくしては、間取りつくりの計画はないといっても過言ではありません。
住宅には、リビングやダイニングなどのパブリックゾーン、キッチンや浴室などのサニタリーゾーンといった共用部分、寝室や子供の勉強部屋などプライベートゾーンの専用部分があります。
これらのゾーンをつなぐのが、廊下や階段などの通路ゾーンです。
3種類のゾーンをどのように動くかという軌道を「動線」といい、家族の生活での動き方を考えることが間取りつくりでは重要なポイントとなってきます。
動線には次のような種類があります。
・寝室からリビング、キッチン、玄関へと結ぶ通勤や通学の動線
・炊事、洗濯、掃除などをする家事の動線
・トイレや洗面所、浴室などへ行く衛生動線
・来客の訪問による移動のための来客動線
これらの動線をいかに整理し、混雑や重複、混乱が起こらないようにするのが動線計画の目的です。
家族の多くが家にいる朝夕の忙しい時間帯に、どのように動線を分けてスムーズな行動ができるようにするかは間取りつくりのポイントです。
また、単に動線を分けて混雑を防ぐかだけでなく、家族のコミュニケーションがとれるようにすることも動線計画では大切になります。
→”1-06.間取りつくりー採光と通風”を読む