1-04.住宅設計、はじめに考えることは
住宅設計のポイントは、「どんな間取りにするか」ということです。
今後、家族が長年そこで生活し、子供たちの成長の場ともなるのが住宅です。
その大切な住宅設計で、はじめに何を考えればいいのかをご紹介していきます。
間取りを考えるとき、私たちが気にしがちなのが「どんな部屋をつくるか」「大きさは」「配置はどうするか」ということです。
もちろん、それも間取り計画では大切なことですが、実はもうひとつ重要なことがあります。
それが「部屋と部屋をつなぐ空間」です。
住宅をひとりの人間の「身体」と考えると、部屋と部屋をつなぐ役目を果たすのは「関節」です。
関節がうまく機能することによって、人間の身体は自然な動きをすることができるのです。
住宅でも、玄関とリビングをつなぐ空間、リビングとキッチンをつなぐ空間など、さまざまな空間が大きなポイントとなります。
たとえば、人が出入りする玄関とトイレが薄いドアひとつで区切られていたらどうでしょうか。
パブリック性の高い玄関と、プライバシー性が重要となるトイレが、そのようなかたちで区切られていては落ち着いて生活することはできません。
こういったケースでは、ほど良い距離感で分離されているということが必要となってきます。
住宅の間取りの関節部分では、緩衝地帯ともいえる適度な空間をとることが重要なのです。
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